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OTHER REPORT

 いつもお世話になっています、松下昌揮です。今回は初めて海外で走れることになり、そんな素晴らしい環境を与えてくださったスポンサー様にとても感謝の気持で一杯です。本当にありがとうございます。

 

2007. 7. 23 mon.
  ドライ走行

. 前日、JLMCに参戦したためフライト時間の関係上23日午後3時くらいに現地のサーキットに入り30分のセクションを走りました。この日は、マシンのフィーリングのチェックとコースの確認を兼ねての走行だったので、無理することなくとにかく周回数を稼ぐように走りました。

 今回は走る前に自分なりにテーマを持ちサーキット入りをしました。海外で初めてのサーキット、初めてのマシンで、自分はどれほどのパフォーマンスを出せるかを試したい、というテーマを持ち、走り始めました。

 初めて海外で走った感想は「コースはバンピーで路面グリップが低い」ということです。マシン自体はとてもしっかりしたマシンで、タイヤはミシェランタイヤでしたが縦のグリップはもちろん、横方向のグリップ力もとてもあるように感じました。なのでGがかかった時のコントロール幅はとてもあるように感じることが出来ました。

 チームとのコミュニケーションも、英語で積極的に取ることを心がけて、こちらからフィーリングを伝えるようにしました。

 

2007. 7. 24 tue.
  ドライ走行

. この日は1セクション目:約30分、2セクション目:約60分、3セクション目:約30分を走りました。

<1セクション目>

 1セクション目は、前日の走りをデータロガーで確認をして悪かったところを重点的に直すように心がけて走りました。マシンが、とてもリアタイヤがロックしてしまい突っ込めない、という状況でしたがブレーキバランスなど自分で出来ることをやりながら対処し走りました。2セクション目でNEWタイヤを使うメニューだったので、NEWタイヤになった時のバランスなどもイメージしながらメカさんとマシンのセットアップなどを行いました。

<2セクション目>

 このセクションは一番、気温・路温も高く、コンディション的にはあまりよくありませんでしたが、NEWタイヤを投入してアタックをしました。計測1周目にベストタイムを出して、2周目からはベストのコンマ3落ちで安定してラップしました。NEWタイヤはとてもグリップするというよりも、リアタイヤがスライドしにくくなったという感じでした。比較的、フロントのグリップは変わらない感じがしました。フロントはユーズドでも、それほどグリップダウンを感じませんでした。その後もコンスタントにレースラップに近いタイムで走行することが出来ました。

 2セクション目終了後にデータロガーで確認したところ、2つのシケインがサーキットにあるのですが、そこの2つのシケインの出口だけでコンマ7秒くらい遅い、ということが判明しました。この対象は、レースの予選上位の選手との比較です。なので、この2つのコーナー以外はレース予選タイムの選手と変わらないか、速いくらいという結果が出ました。この2つのコーナーが遅い原因は、シケイン入り口でリアーがロックしてしまうため1つ目のラインが悪くなってしまい、2つ目のコーナーへのアプローチがおかしくなってしまう、という状況でした。それを改善しようとするとブレーキングの制動距離が長くなってしまい、1つ目のアプローチスピードが遅くなってしまう状況でした。

<3セクション目>

 3セクション目は同じチームで走っていた日本人の選手と、マシンをシェアし走りました。このマシンはとても安定していました。2セクション目に使ったタイヤを装着して走り始めたのですが、リアーが全くスライドせず、タイムもベストタイムと同じタイムを直ぐに出すことが出来ました。シートポディションなどベストの物ではありませんでしたが、マシンのフィーリングの良さにとても驚きました。

 F-BMWは車の剛性・タイヤの剛性のわりにエンジンパワーが無いので、とにかくコーナーリングスピードを上げて走ることを心がけました。GC21と走らせ方は似ている、と自分なりに感じました。タイヤコンディションは2セクション目より悪かったけど、タイムは同じだったのでとても良いセクションにすることが出来ました。

 

 今回初めて海外で走る事になりましたが、自分が思っていた以上に走ることが出来ました。しかし、これがレースとなったらまた別問題だとは思いますが、海外で走る楽しさはとても感じることが出来ました。今まで狭い世界で走っていたととても感じました。もっともっと広い視野で走ることが出来たら、今以上に自分自身のスキルアップにも繋がると思います。可能であれば、今後少しづつ海外に目を向けて、レースに参戦してみたいと自分自身では考えています。

 今回、このような素晴らしい環境を作ってくださったスポンサー様には本当に感謝の気持で一杯です。スポンサーさんの気持に応えられるよう、今後も努力を惜しまずしていきたいと考えています。

 今回は本当に素晴らしい体験をさせて頂き、ありがとうございました。今後とも変わらぬ応援、宜しくお願い致します。

松下昌揮

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