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チームエブロモータースポーツニュース

OTHER REPORT

 3月18、19日に行われましたF3合同テストレポートを送らせて頂きます。

 

2008. 3. 18 tue.
  ドライ 1位

. この日は朝からドライコンディションで走行をすることが出来て、前回の富士での問題点などの確認を行いました。F3のテスト前にGTのレースで鈴鹿を走っていたので、雰囲気にのまれることなく走り始めました。F3で鈴鹿を走るのはとても楽しく、チャレンジでした。そんな中で、前回の富士での問題点のチェックを行い、鈴鹿用にセッティングを行っていきました。

 僕のマシンは他のマシンよりもダウンフォースレベルが低い為、セクター3でのタイムがコンスタントに速く走ることが出来ました。F3で鈴鹿を走り、アベレージスピードが高い為、ドライビングをしていてとても楽しかったです。そんな中でも、課題の部分と、自分が得意としている所が明確に判断することが出来、メニューは順調に進んでいきました。午前中終盤に、ニュータイヤを装着してアタックを行いました。前回の富士のときとは製造週が違うタイヤだった為、そのフィーリングの確認も合わせて行いました。マシンの全体的なバランスは良い為、ユーズドタイヤからニュータイヤにしてもそれほどバランスが大きく変わることなく、タイムもコンマ1秒差もない2番手となりました。

 午後はブレーキパッドの焼きいれなどしていたため、前半はほとんど当たりつけに時間を使いました。ブレーキパッドがとても硬く、かなりの時間を要しました。その後は走行ライフの短いタイヤで午前中の問題点のチェックやセッティング変更をしてみて、レースに向けて駄目だしを行いました。

 ここでマシンの微妙な前後バランスの違いなどを詰めていく作業になりました。とてもシビアなところのため、自分のコメント一つ違えば大きな落とし穴にはまってしまうため、慎重にセッティングを進めていきました。そして、セッション終盤2セット目のニュータイヤでこの日の総仕上げを行いました。ここでは、この日を通じて良いフィーリングでドライビングをすることが出来、また、クラストップでこの日を終えることが出来ました。しかし、このニュータイヤでセクターごとに遅いところと速いところがある、と判明しました。その原因をドライバー・エンジニアが分かっていた為、この日のメニューはクリアすることが出来ました。

 

2008. 3. 19 wed.
  ドライのちレイン

. 19日はセッション序盤にローターの焼入れを行いました。この作業をしていたので、それほどアタック出来なかったため、ドライでの順位は下のほうとなってしまいました。ローターの焼入れが終わったころに雨が降り始めて、レインコンディションとなりました。この日の雨はとても強く、ハイドロになるところや、コースアウトするマシンが多かった為、赤旗が何度も出るほどのコンディションでした。

 そんな中で連続周回を出来る場面は1回しか無く、その1回でなんとかトップタイムを出すことが出来ました。しかし、若干車高が高かったり、自分の攻め切れていない部分もあったため、課題が出来ました。けれど、両日ともにトップタイムで終えれたことはとても喜ばしいと思います。

 

  レースにおいて、1番でチェッカーを受けるまでは何があるか分からないので油断せずに、マシン・ドライバー共にもっともっとスキルアップをして開幕戦に備えたいと思っています。

 開幕戦は4月5日(土)、6日(日)にフジスピードウェイにて行われます。いよいよF3も開幕戦が近くなってきました。マシン・ドライバー共に最高のコンディションでレースに望めるよう、準備をしていきたいと思っています。

松下昌揮

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