伝統のルマン24時間レース、2007年の予選第一日目が6月13日、午後7時にいよいよスタートしました。13日14日の2日間行われる予選は、7時から9時までの2時間と、10時から12時までの2時間の2セッション合計4時間、最初の2時間はまだ昼間のような明るさですが、後半の2時間、10時を過ぎてようやく暗くなるこちらの時間帯から、ナイトセッションとなります。夜間を走ることになる24時間レースに備えて、ここで3名のティームドライバーはおのおの最低3周を走行しなければなりません。
黒澤治樹が所属するバラッジ イプシロンティームはLMP2クラスに2台のザイテック07S2で参加、2週間前のテストデイからの好調さを維持して、治樹組の33号車がクラストップ、32号車も僅差でこれに続きます。
度重なるクラッシュによる赤旗や、途中からの雨にタイミングを狂わされたティームですが、それでも、エイドリアン フェルナンデス、ロビー
カーそして黒澤治樹の3人は順調にタイムを上げ、雨が降りだす前にフェルナンデスが3'44'158をマーク、後半は治樹が3周の夜間走行義務集回数をこなした後は、夜間走行が初めてのフェルナンデスとカーの二人に走行時間を振り分けて、慣熟走行に徹します。
LMP1クラスでは、アウディとプジョーのディーゼル2車が雨の上がった後半最後の時間帯に、アタックを繰り広げ最終的にプジョーがトップタイム、僅差でアウディが続きます。
明日は治樹が予選タイヤでアタックすることになり、ザイテック07S2と治樹の実力をタイムで見せようと、ティームは最終予選の準備に余念がありません。
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