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チームエブロモータースポーツニュース

JAPAN LE MANS CHALLENGE レース報告書

 8月30日、31日で行われました全日本F3選手権ナショナルクラスレースレポートを送らせて頂きます。

 8月も終わりに近づき、F3選手権もあっという間に残り2イベント4レースとなりました。今回の富士スピードウェイのレースは金曜日から天候がとても不安定でした。

 

2008. 8. 29 fri. Practice
  練習走行 2位

 この日も1日、天候が不安定の中で走行が行われました。

 1回目のセクションは持ち込んだセッティングが最初は合わず調整を何度も行いながら走行をしました。その中でもコンディションにマシンが合い始めたところで自分自身もアグレッシブに走ることが出来るようになりました。

 2セクション目は最後にニュータイヤを装着してアタックを行うメニューだった為、そこまでにマシンを仕上げていく作業を行いました。その中でも、自分自身セクター2がコンスタントに速いということが分かり自信を持てたことと、課題もしっかり見つけることが出来ました。

 そんな中で、ニュータイヤで最終アタックをしようと思ったのですが、またしてもデフトラブルに見舞われてしまいます。しかしアタックを行い、2番手という結果でこの日を終えました。

 

2008. 8. 30 sat. Qualifying Session / Race
  第15戦 予選2位/第16戦 予選2位/第15戦 決勝2位

 この日も前日同様に、いつ雨が落ちてきてもおかしくないような状態の中で予選・決勝が行われました。予選開始直前に雨がほんの少しぽつぽつと落ち始めていたため、コースオープンと同時にコースインをしていきアタックを行いました。

 序盤戦は予想どおり、陣取りが激しくなかなかスリップを使わせてくれませんでした。しかし、そんな中でも良いタイミングを見つけることが出来て2周アタックを行うことが出来てファーストタイムと、セカンドタイムを僅差で出すことに成功しました。その後、予定どうり2セット目のタイヤに履き替えて再度アタックに向かいます。

 しかし、このあたりから雨が降り出してしまい、僕自身も1コーナーでコースアウトしてしまったため、アタックを中止して予選を終了しました。その結果、両予選ともに2番手を確保しました。これまでの予選は2列目に沈んでしまうことが多かったため、1列目からスタート出来るため決勝がとても楽しみとなります。

 

決勝

 決勝直前まで降り続いていた雨は止みレインタイヤとドライタイヤのチョイスが難しい中、僕達のチームは逸早くドライタイヤを装着してコースインを待ちました。コースイン直前まで他のチームは悩んでいて結局全車スリックタイヤを装着してレースがスタートしました。

 今期自信を持っているスタートを成功させて1コーナーに向かいます。しかし遅れた全日本クラスがイン側から無理やり入ってきて止まりきれずにそのまま前方のマシンと接触しました。そのマシンを避けるために1番手のポディションを譲ることになってしまい、2番手でレースは進んでいきます。

 序盤、路面コンディションは悪く、とてもスリッピーな中で行われました。コース上に留まり続けることと自分に言い聞かせながら走行をしました。しかし、後方から追い上げてきたマシンにストレートで簡単に抜かれてしまいます。しかし、この選手がスピンをしてくれたことで2番手に上がり、トラックコンディションも回復し始めたためタイムアップを周回ごとにしていきました。その結果、トップに離されてしまったものの2番手でゴールすることが出来ました。

 翌日に向けてたくさんの課題が見つかる結果となります。

 

2008. 8. 31 sun. Race
  第16戦 決勝3位

 この日は青空の中で行われた決勝レース。マシンのアジャストをしてウォームアップを行います。しかし、そのセッティングだと後半がきつそうだった為、グリットで再度アジャストを行いレースに備えます。

 迎えたスタート。今回も成功して1位で1コーナーに向かいます。しかし、後方のマシンはスリップストリームを使い、僕のインに飛び込んできました。しかし、ここで後方のマシンに追突をされてしまい、スピンしてしまい最後尾まで順位を落としてしまいます。

 ここで僕自身何か吹っ切れたものがあり、追い上げを開始しました。長いストレートがあるサーキットのため、スリップストリームを使い、1コーナーで勝負とポイントを絞り周回を重ねていきました。そんな中、1台1台パスをしていきます。中には厳しいブロック
などにもあいましたが寄せられたら寄せ返すくらいの勢いで前だけを見つめてレースを進めていきました。

 結果、3番手までポディションを上げて、2番手の選手まではストレート半分位はあった差を毎ラップコンマ5くらいのペースで詰めていきました。そんな中でも毎周毎周ベストラップに近いタイムで周回数をこなしていきました。そのためレース中のベストタイムが出たのも僕だけが終盤となりました。

 結果、ゴール直前にはテイルトゥーノーズにまで持ち込むことが出来たのですが周回数が足りず、3番手でレースを終えました。マシン、自分自身共にコンディションが良かっただけに序盤の接触が悔やまれます。しかし、その後の追い上げをたくさんの方に評価してもらえた為、嬉しく思います。

 

 今回は地元の富士ということもあり、優勝を目指して望んだレースだったのですが、2位と3位に終わってしまいとても悔しく思います。次戦は最終戦の菅生ラウンドとなります。今大会で年間チャンピオンは決まってしまいましたが、優勝だけを目指して頑張りたいと思います。

 今回は地元ということもありたくさんの方々に応援に来ていただきとても感謝しています。最終戦はチーム一丸となって再び優勝だけを目指して頑張ります。

 

松下昌揮

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