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チームエブロモータースポーツニュース

JAPAN LE MANS CHALLENGE レース報告書

 4月5日、6日に行われました全日本F3ナショナルクラスレースレポートを送らせて頂きます。

 いよいよ待ちに待った開幕戦をついに迎えました。シーズンオフにテストを重ねて万全の体制で開幕戦を迎えることが出来ました。万全の体制で開幕を迎えるにあたりたくさんのスポンサー様、応援してくださる方々のお陰で開幕戦の舞台に辿り着くことが出来ました。応援をしてくれる方々にとても感謝の気持ちと共に、結果で恩返しをしたいとチーム、ドライバー、一丸となり開幕戦に挑みました。

 

2008. 4. 5 sat. (a.m.) Qualifying Session
  第1戦 予選4位 / 第2戦 予選1位

 この日は晴天の中、予選が行われました。20分間という短い中で行われる予選のため、コースオープンと同時にコースインをしていきました。今年の予選方式は、ベストタイムが日曜日(第2戦)のグリット、セカンドタイムが土曜日(第1戦)のグリットとなるため、ワンアタックといわずコンスタントに良いタイムを出すことがとても重要になる予選となりました。

 開始早々にコース上にストップのマシンが出てしまい、赤旗となってしまいました。再開後は赤旗中断による延長時間はない、と知らされ、とても短い時間でのアタックとなってしまいました。思っていた以上に短い周回数となってしまい、タイヤを温めるのにとても苦労しました。赤旗前まで少しゆっくりタイヤを温めていたため、再開後のタイヤを温めることに集中をして周回を重ねていきました。

 この日のマシンのフィーリング自体は悪くなかったのですが、全体的にタイムの伸びが悪い、という状況でした。そんな中、アタック最終周でベストタイムを出すことに成功をして、僅差のポールポディション(P.P.)を獲得しました。開幕戦のP.P.はとても重要のため、P.P.を獲得出来たことをとても嬉しく思いました。しかし、セカンドラップが遅かった為、開幕戦のグリットは4位となりました。

 

2008. 4. 5 sat. (p.m.) Race
  第1戦 決勝5位

 土曜日の夕方に、開幕戦となる第1戦が行われました。ウォームアップラップを行い、スタート練習を行った際、エンストをしてしまい、再スタートを試みたのですがスタータートラブルに見舞われてしまい、グリットに着く事が出来ませんでした。しかし、原因もしっかり分かり、ピットスタートからの追い上げを誓いスタートしていきましたが、コース上でエンストしたマシンがあり、なかなかピットオープンとならず、上位のマシンとの差が開いた状態でスタートしていきました。しかし、諦めることなくチームのためにも自分のためにも全力で前だけを追いかけました。翌日のデータ収集のため、差が開いていたけれど、全力でプッシュをしていきました。

 その結果、2台をパスすることに成功、5位でフィニッシュすることが出来ました。ファステストラップを狙って走っていたのですが、上位はスリップの使いあいでタイムを伸ばしていたらしく、ベストタイムで少し遅れをとってしまいました。しかし、翌日に向けてマシンの方向性・自分のドライビングなどの課題も見つかり、結果は悔しいものでしたが、翌日に向けて良いデータを取ることが出来ました。

 

2008. 4. 6 sun. Race
  第2戦 決勝1位

 この日も前日同様に、晴天の中行われたF3決勝。前日のトラブル箇所は改善されて、万全の体制でスターティンググリットに着きました。

 スタートの動き出しは悪くなかったのですが、前の選手権クラスのマシンがストールをして、追突寸前のところで交わしていきました。そこでタイムロスがあったため、19号車にサイドバイサイドへ持ち込まれてしまい、1コーナーをアウトから抜かれそうになりましたが、ここで粘りきることが出来て、選手権クラスのスリップストリームを使い、序盤にリードを広げることが出来ました。序盤のみ、選手権クラスについていくことが出来ましたが、やはり差をどんどん広げられてしまいました。しかし、序盤戦の混乱を上手くクリアすることに成功し、ギャップを作ることに成功をしました。

 その後は徐々に差を広げていき、1分39秒台をコンスタントに刻んでラップを重ねていきました。40秒台に落ちてしまった時のみ、ギャップを縮められるということが分かった為、39秒をコンスタントに出すことに集中して走りました。細かいミスもありながらコンスタントにラップを重ねていき、ギャップを保ったままレースは進んでいきました。

 21周はとても長く感じました。そして、追いかけられる立場の苦しさもとても分かり、良い経験をすることが出来ました。21周を走りきり、トップでチェッカーを受けました。

 

 これが四輪初優勝となりました。ここまで辿り着くのに6年という歳月がかかりました。しかし、そんな中でも僕のことを信じて、たくさんの方が応援をしてくれて、ようやく辿り着きました。本当にたくさんの方に支えられての優勝に、とても嬉しく思うのと同時に、ほっとしました。しかし、これがスタートです。ほっとしたのは一瞬で、すぐに次も勝たなくてはという気持ちになりました。

 本当に自分ひとりの力では無く、たくさんのスタッフやスポンサー様に支えられての優勝のため、今までのレース人生の中で一番の優勝でした。しかし、これに満足をするのでは無く、年間チャンピオンを目標に、チーム・スポンサー様一丸となって優勝を目指して頑張りたい、そう思います。まだまだミスもあり、完璧の優勝とはいかないため、これに満足せず、もっともっと貪欲に勝利を目指していきたいです。

 今回勝つことが出来たのも応援してくれる皆さんのお陰です。ありがとうございました。今後も応援宜しくお願いします。

 

松下昌揮

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