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チームエブロモータースポーツニュース

2007 SUPER GT レース報告書
2007. 4. 7 sat. Qualifying Session
  予選 7位

. 公式予選1回目は10時25分スタート。この時の気温は12度。曇り空の下、GT300クラスの専有から予選は開始された。

 前日の公式練習から予選用セッティングは決まっており、アクシデントさえなければスーパーラップ進出はほぼ確実、という自信がチームにはあった。

 予選スタートから9分、田中哲也がコースイン。この時点でのトップは62号車の1’30”553。そしてアタックに出た田中はまず1’31”455をマーク。ポジションは8番手。残り時間はあと5分となる。アタック3周目で1’31”254。ポジションをひとつ上げ7番手に。そして1周クールダウンしたあと再びアタック。セクター2ではベストタイムを叩きだしたが、全体のタイムアップにはならず、結果7番手でこのセッションを終了した。

 500クラスとの混走となるセッションでは、山崎信介がコースイン。終盤、43号車ガライヤが0.093秒、我々を上回るタイムをマークし、結果、予選1回目は8番手で終了した。

 スーパーラップでは、1回目の予選で苦しめられたアンダーステアに対する対策を施し、コースイン。アタックドライバーは田中哲也。

 セッティングの方向は間違っていなかったものの、コースコンディションの変化に追いつかず、セクター1でタイムロスを喫してしまう。続くセクター2、3でドライバーが踏ん張り、タイムは予選1回目と同等でまとめることができた。

 最終的にはこのスーパーラップでポジションを1つ上げ、7番手という結果になった。

(入場者数:15,000人)

 

2007. 4. 8 sun. Race
  決勝 22位

. 決勝日の朝のフリー走行は、前夜に降った雨の影響が残りウエット宣言が出されていたが、全車ドライタイヤでの走行となった。

 レースセッティングでの車のバランスは良く、燃料を積んだ重い状態でもトップも狙えるという感触をこのフリー走行でつかんでいた。

 決勝スタートドライバーは田中哲也。曇り空が広がり、ウエットタイヤが準備される不安定な天候の下、レースは14:00にスタートした。

 順調なスタートを切った田中は、タイヤ温存のため無理をしない走りでポジションキープ。それでもトップと同等のラップタイムで、先頭との差も10秒以内の5〜6番手につけていた。

 ところが、勝負に出ようとした中盤、急にペースが落ちポジションも下がって行く。予想以上にタイヤの磨耗が進み、グリップが落ちてしまったのだ。そのため、レギュレーションに定められる最少の運転距離、25周で田中をピットインさせた。 

 山崎に運転が交替した後半、長距離を走ることになるのでコンスタントに走り切る作戦で周回を重ねていたが、45周目、やはり想像以上のタイヤの消耗により、最終コーナーでコースアウト。マシンにダメージはなかったが、コース復帰に手間取り、戦列に戻った時点では周回遅れとなっていた。

 その後、ピットインしタイヤ交換。残りのレースは、今後のデータ収集のため完走を目指すこととなった。

 結果、22位完走でレースを終えた。

(入場者数:35,000人)

 

コメント Comments

監督・エンジニア:鬼木 秀和

「車の基本的なセットアップは予定通りに進められ、いい流れでレースウイークを迎えていた。ただし、レースを想定したロングランテストは不足しており、それがレース結果につながってしまったと思う。次のレースは500kmだし、コンスタントにレースを最後まで走りきれる車を作らなくてはならない。」

 

ドライバー:田中 哲也

「予選に関しては、セクター2から3にかけては、ほぼいい感じで走れていたが、セクター1ではアンダーステアが強くてタイムロスしてしまった。可もなく不可もなく、と言ったポジションだったが、もう少し上、2列目くらいまでは行きたかった。レースは、スタートしてから何周目かまではタイヤをセーブしながら走って、中盤に勝負をかけるつもりだった。ところが、急にリヤタイヤがグリップダウンし順位も落ちてしまった。これからの課題としては、まずは予選のポジションを上げること。それから決勝ではタイヤのグリップダウンでペースが落ちないようなセッティングを見つけること。それと、そのレースに合ったタイヤチョイスも必要になりますね。」

 

ドライバー:山崎 信介

「予選は田中さんが頑張ってくれて、スーパーラップに行けたし、前回の鈴鹿よりもいいグリッドからスタートすることができた。決勝は、鈴鹿よりもいいポジションへ行けたら、と期待が持てる予選結果だった。レースでは、スタートから序盤はいい形で展開していたが、予想以上にタイヤの磨耗が激しく、早い時点でピットインすることになった。自分に交替してからはコンスタントに走れていたが、前車との間隔が詰まってきたところでリヤタイヤがすべり、スピンしてしまった。復帰してすぐタイヤ交換し、その後はデータ収集のための走りに努めたが、残念な結果になってしまった。自分のミスでレースを失ったが、この経験とデータを基に、第3戦以降、いい結果を出せるよう頑張ります。」

 

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